公職選挙法の一部改正に伴い、選挙公営制度の一部が町の選挙にも適用されることになりました。(「選挙公営制度」とは選挙運動にかかる費用の一部を公費で負担することをいいます)
これは、町村の選挙における立候補環境の改善を目的に行われるもので、日南町においても、選挙公営制度の導入を検討しています。
しかし、選挙公営制度において負担する公費については、町の税金から支出されることになるため、町民数の少ない日南町において法定どおりの公費負担をした場合、町民一人当たりの負担が非常に大きくなってしまいます。
そのため、日南町においては独自に負担する上限額を定めて制度を実施しようと考えています。
選挙公営種別 | 法定限度額(候補者1人当たり) |
自動車の借上げ | 15,800円/1日 |
運転手の雇用 | 12,500円/1日 |
燃料代 | 7,560円/1日 |
ポスターの作成 | 4,406円/1枚(160枚まで) |
ビラの作成 | 7.51円/1枚(町長5,000枚、議会議員1,600枚まで) |
一括契約(自動車、運転手、燃料) | 64,500円/1日 |
選挙の条件
◎立候補者11名で選挙が行われたものとする(定員10名の町議選を想定)
◎自動車の借上げ、運転手の雇用、燃料代について個別に契約
◎ポスターの作成限度枚数を80枚とする
上記条件下における選挙公営費の合計 5,982,504円
一つの選挙における公費負担額が約600万円となり、町民1人の負担が約1,500円程度になります。
選挙公営種別 | 単価案 |
自動車の借上げ | 6,500円/1日 |
運転手の雇用 | 8,000円/1日 |
燃料代 | 2,000円/1日 |
ポスターの作成 | 1,000円/1枚 80枚まで |
ビラの作成 | 公営費の対象としない |
この単価案で前記の条件で選挙を実施した場合、現時点の町民1人当たりの負担は約400円です。 今後町民数が3,000人程度まで減った場合には、町民1人当たりの負担は600円程度まで上がります。
単価案の各数字については、
自動車の借上げ・・・軽自動車を借りた場合を1日の単価上限額として設定
運転手の雇用・・・鳥取県の最低賃金(792円)で午前8時から午後8時までの選挙運動時間のうち、休憩時間2時間を除いた時間(10時間)で乗じたもの
燃料代・・・1日200キロ程度走行、ガソリン代1ℓ当たり130円から150円程度として計算
ポスター作製・・・過去実績から1枚当たり1,000円を上限とする
自動車、運転手、燃料の一括契約、ビラの作成については過去選挙での実績がないこと及び選挙公営費の財政負担を減らすために日南町においては導入しない
ということで設定しています。
11月の町報と一緒に「公職選挙法改正による選挙公営制度の拡大における日南町の対応について(意見募集)」という紙を各ご家庭に配布させていただきました。
下記の記載例を参考にしていただき、お送りした用紙か下に載せている様式にご意見を記載いただきましたら、郵送、持参又はFAX(82-1478)で役場総務課までご提出ください。